西アジアにおける都市の始まりと物資管理システム

科研費新学術領域研究「西アジア都市」計画研究05「中世から近代の西アジア・イスラーム都市の構造に関する歴史学的研究」では、「都市とは何か」を検討するにあたり、さまざまな地域や時代の歴史をご専門とされる先生方をお招きして、オンライン(Zoom)による連続講演会「都市の世界史」を開催しております。第8回は下記の要領で行います。ご講演は45~50分、質疑応答は35~40分と、ディスカッションを重視した時間配分となっております。奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

〈発表者〉
常木 晃  (筑波大学)

「西アジアにおける都市の始まりと物資管理システム」

〈日時〉 2022年12月13日(火) 19:30-21:00

〈会場〉 Zoomを用いたオンライン開催

申込先: https://forms.gle/fgGGj8aBRB7NX4ae7
*Googleフォームでの申し込みとなります。前日の12月12日正午までに、上記のURLからお申し込みください。
*お申し込みいただいた方へ、前日中に、当日のURL(Zoom)をお送りいたします。

【講師紹介】
筑波大学名誉教授。専門は西アジア先史考古学。特に農耕社会の形成から都市の発達までを主要なテーマとし、イラン、シリア、イラクで発掘調査を行う。編著書に、The Neolithic Cemetery at Tell el-Kerkh (Oxford: Archaeopress, 2022), The Emergence of Pottery in West Asia (Oxford: Oxbow Books, 2017), Ancient West Asian Civilization: Geoenvironment and Society in the Pre-Islamic Middle East (New York: Springer, 2016), A History of Syria in One Hundred Sites (Oxford: Archaeopress, 2016)などがある。

*西アジアでは、新石器時代からの社会の拡大と複雑化を基盤として、銅石器時代に「都市」と言えるような集落が登場します。今回は、そのプロセスを振り返り、なぜ都市が登場するのかを考えるとともに、印章や印影などの物資管理システムの発達についてお話しいただきます。

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